2011年3月3日木曜日

カエル

わたしは、田んぼの生きもの調査に行かせていただくことがあります

先日そこで、おもしろいお話を聴きました


きっかけは、
移動中に漏れ聞こえた会話から、大きな学びをいただくことに


なんと!!

減反政策とカエル存続危機の話なんです!!

減反政策については、いろいろなことを言われていますが

この日は、カエルの存続危機にまで


その時お聞きした話なので、後日確実性について調べたわけではありませんが

こんなお話です


カエルの寿命からはじまりました

カエル好きのわたしは、もう、耳を思いっきり傾けて、聞くではなく聴く態勢です


田んぼカエルの寿命は一般的に、2-3年…

そして、なんと、カエルにもお家(縄張り??)がある…

では、減反してお家(生まれた田んぼ??)に水がはられなかったら、
 カエルさんは、どうするのでしょうか…

冬眠から目覚め、よっこらしょっとウロウロウロ
 しかし、待てど暮らせど、
 水がはられません…

それどころか、田んぼが畑になってしまったよ…

どうやら、今年は、ここでは繁殖ができないようだ…

 と、繁殖をあきらめました…

それで、翌年、、

 またまた同じく、水がはられず、畑のまんまです…

 うーむ、どうやら、今年も繁殖ができない…

またまた、あきらめました

 そして、3年目にも、、水がはられず、畑のまま…

残念なことに、カエルさんはお家を取り戻すことができずに、、天国へ


さて、問題です。

 こんなカエルさんが増えたら、どうなるでしょう

 このカエルさんの子孫は、、、いなくなってしまいます


カエルがいなくなったとしましょう

 どうなるでしょう

カエルを餌とするヘビさんたちが困ります…

 すると、どうなるでしょう

ヘビさんの子孫は、、、いなくなってしまいます


ヘビがいなくなったとしましょう

 どうなるでしょう

ヘビを餌とするトリさんたちが困ります…

 すると、どうなるでしょう

トリさんたちの子孫は、、、


トリさんたちは、実をついばんみタネを運んだり、虫をついばんだり、、、


つまり、減反が及ぼすのは、今の農業の問題だけでなく、

 地球上の動植物連鎖、環境問題にも大きく発展する…


はい。

とても興味深い、お話でした。


田んぼの生きもの、あなどってはいけません!!

ちなみに、東京のゲンゴロウは絶滅したと昨年の6月に発表されました


ちいさな、ちいさな、命ですが

とても、とても、大切なのです

偶然ですが、ちゃのの劇は「ザ・フロッグプリンス」です

 魔女により呪いをかけられた、王子はカエルになってしまいます

 カエルの寿命が終わる前に、王子は人間に戻れるのでしょうか…

 人間に戻れなかったら、この人間(王子)の寿命は??


そんなことをちゃのと話しています。

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